著作者: by Victoriia Z (改変 gatag.net) ライセンス:クリエイティブ・コモンズ表示
僕はあまりテレビは観ないのだがここ最近『逃げるは勝ちだが役に立つ』というドラマをはまって観ている・・コメディータッチで気軽に観れるのが理由だがそれ以外に考えさせられる点が多いからだ・・
結婚は人生に必要なのか？
僕は一度だけ結婚したことがある・・若い頃、勢いでって感じだけどその当時も自分が結婚するなんてイメージはもっていなかった・・結婚せざるを得ない状況に陥ったというか、相手に流された感が強い・・・だから離婚したのか？(笑)
このドラマにはまる原因は自分の結婚にあるかもしれない・・ドラマの中で「みくり」と「ひらまさ」は契約結婚するのだが僕の結婚も何かと嘘が多かった・・相手に対しての嘘ではないが親や親せきに対しての嘘だ・・
そもそも結婚した理由が相手の女性が実家から出たい、逃げたいという妙な理由で僕のアパートに逃げ込んできて結局相手の親に話をしに行く段階で何故か「お嬢さんを下さい」って事になってしまった・・ここで面白いのは相手は全く結婚する気は無い自分は子供も産むつもりは無いしやりたい事があるって言い続けてたこと・・そう、条件付きで実家から逃げる為、結婚しようという事になってしまった・・
ただ結局その後、相手の実家とも上手くやってたし一重に女性の思い込みが強かっただけの様だ・・実際精神的に不安定な人で結婚式前日喧嘩して殴られ口元にあおたん作って当日式を挙げた・・ああ悲惨・・
結婚の目的が彼女に居場所を作る事だったので契約結婚って側面も多かった・・ヒラマサの様にそれまで彼女がいないで経験がなかったわけでは無いが、その当時付き合っていた彼女と別れる寸前だったのでまさに勢いだった・・
孫の誕生を期待する双方の両親には悪い事をしたという気持ちは今でも持っている・・結婚では無く同性でもよかったんでは？って思うがその当時はくそ真面目な僕は責任を取らなきゃってカッコつけていた・・
ただ実際は仕事もしっかりしてたし夫としてそつなくこなしていたと思う・・彼女には自由を僕は世間体を手に入れたって感じだが結局うまく行くはずはない・・僕はいずれ彼女の考え方が変わり子供もつくり普通の家庭を築いていきたかったが、彼女は自分の夢を追いかけ、僕は淡々と仕事をし家庭を守る役割を演じた・・
『逃げるは恥だが役に立つ』でようやく契約結婚だったと気づく
僕が『逃げるは恥だが役に立つ』にはまってしまったのはこれを観てようやく離婚の原因が理解できたからだ・・離婚の直接の原因は彼女に本当に好きな人が出来たからだった・・本当に好きな人！当時は結婚から5年が経過していたので『あほか！』とおもって勢いで別れてしまった・・「自分はこんなに尽くして来たのに」「僕は頑張って来たのに」という気持ちが強く、彼女の一言で緊張の糸がブツッと切れる音がした気がした・・
当時は世間体の手前、親にも周囲にもそれは見事なくらい原因を精査し説明し機械的に離婚手続きを済ませあとくされなく分かれたがそれがトラウマになりいまだに結婚してないし女性と付き合っても長続きしない・・まあ、原因はこのブログを読んでもらえば僕の自己否定・・自己肯定感の低さにある事は明確だが・・
どちらが正しいなんかは分からないが、彼女からすれば自分の居場所、自由を確保する為、僕にとっては自尊心を満たすための結婚だった・・彼女が本当に好きな相手を見つけたのだから契約終了ってのは理にかなってたのかもしれない・・時間がたてば彼女の気持ちが自分の考えにつかづくのではという曖昧な希望的観測で5年結婚生活を続けた僕にも責任がある・・
またこんな扱いをされても腹が立たない僕の自尊感情の低さも原因だろう・・すぐに離婚せず引き留める事も出来たはずだが、5年にわたる契約結婚に疲れ果てていた事も事実だ・・正直「このまま子供もつくらずこの嫁さんを食わせて行かねばならないのか？」とも悩んでいたし、一向に近づかない二人の距離に嫌気がさしていたのも事実・・分かれた時、正直『助かった・・』って思った・・恥ずかしい事に、ここでも一世一代の逃げを打ったわけだ・・
ただ5年一緒にいると情もうつり、お互い干渉しないいい関係にもなれていたので後悔もある・・
たかがドラマされどドラマ
今回『逃げるは恥だが役に立つ』のおかげで自分の記憶の中で引っかかっていた疑問が理解できた・・まさに契約結婚で両親や周りに嘘をついていた感覚はこのドラマそのもの・・結局時間が解決し相思相愛夫婦になれるのではという目論見は合えなく崩れたが・・このドラマにはハッピーエンドになってほしい・・怖いのでドラマ終わるまで原作は読まない！ネタバレサイトも見ない！
ただ、当時彼女の事が愛おしく『彼女のために・・』と結婚したことは事実だし間違いだとは思っていない・・僕の人生の一部だ・・
にほんブログ村
日々の出来事 ブログランキングへ
コメント