いまトランプ大統領の『アメリカ第一主義』が話題になっている
各国が自分たちの利益を優先させれば大変な事になると思うのだが・・
これを人に置き換えると、どうなるのか？考えてみた・・
『自分第一主義』の考え方
僕は今、カスタマーセンターに勤務しているが毎日電話をとってて色々な人がいるな～と感じる
一つ言えるのはお客さんの立場になると、ほとんどの人はかなりワガママになるという事・・
普段はそうではないのだろうが、顔の見えない電話とは怖いものでどう考えてもおかしいのにごり押しが来る
もちろん出来るだけ対応はするが、出来ない事無理な事はあるのだが・・
一見、自分さえ良ければという考えに見えるが実は自己防衛という意味で大切な事かもしれない・・
実際、カスタマーセンターの対応も多少の無理は通るので『いったもん勝ち』の部分はある
主張しない方が損をするのだ・・
また、こういう考え方もある・・
極力主張をせず下からお願いしてくるお客さんもいる・・
こう言う方には逆に「何とかしてあげたいな」という心理が働くのも事実だ・・
『自分の主張を押す人種』と『主張は少ないが同意を求める人種』
僕はどちらかと言うと後者だ・・
実は『自分第一主義』は野生の資質
どちらのタイプの人間が正解かなんて無いと思うが・・
一番理想的なのは普通の口調で自分を主張する人間だろう・・
感情的にまくしたてる客には実は対応しやすいが、冷静に説明主張する客はスゴク対応に苦慮する・・
逆に主張の少ない人はやはり損すると思う・・
他人に自分の運命をゆだねてしまってるからだ・・
前から『いじめ』・・この言葉は僕は認めていないが・・について書いているが、以前の自分がそうだったようにイジメられる人というのは『自分第一主義』ではないのだと思う・・
考えてほしい・・生まれたて赤ちゃんは、眠くても、おなかがすいても、具合が悪くても泣く・・
そうしないと生きていけないからだ・・
しかし成長に伴い『自己主張』が減っていく人がいる・・
恐らく親や周りの環境の影響・・遺伝的な性格の資質もあるのだろうがいつの間にか親や周りの顔色を窺うようになり人の後ろに並ぼうとする・・
自分の主張、自分を出すことを恐れ他人から遅れをとってしまう・・
子供の世界でイジメが多いのは、彼らがまだ野生の本能で行動する部分を残してるからで自己防衛本能、『自分第一主義』の強い子が弱い子を食い物にするからだ・・
彼らイジメっ子と呼ばれる人種も決して『イジメ』なる物をやってるつもりは無いんだろう・・
タダ自分の利益、満足を得るために本能に従って行動しているに過ぎない・・
以前から言っている様に大人が『イジメ』問題を解決できない原因はここにある・・
言って聞かせても『イジメ』てる人間には理解できないのだ・・彼らは本能で行動している・・
逆に『イジメ』に合う子は理性で行動しより考えている・・考えないと行動できない時点で『生存競争』に負けてしまっているのだ
だからもし『イジメ』問題を解決したいのなら『イジメ』という単語を無くし個別の犯罪として捉え指導するしかない・・
金を巻き上げればそれはイジメでは無く恐喝だ・・
法的に対応すれば、やった側もそれが犯罪であることを理解し将来大きな犯罪でお縄になるリスクも減るというものだ・・
子供は基本的に『バカ』なんだという事を理解する必要がある・・
大人の『自分第一主義』を考える
『自分第一主義』は大人の世界でも大きな意味を持つ・・
自己実現において自分を一番に考えられない人間はいつまでたっても人の後ろに並ぶ人生を送るしかない・・
「いい人」「優しい人」「常識のある人」そんな評価に意味があるのだろうか？
確かに耳あたりが良いし、言われていい気分になる人は『自己主張の少ない人間』だろう・・
「いい人」そう思われることに重点を置き、自分の考え主張を一番に考える事が出来ない人間だ・・
結局、自分の願望が叶えられないのでストレスがたまる・・
ではどうすればいいか？
一番良いのは『静かな自分第一主義』・・『サイレント・セルフ・ファースト』で良いのかな？
そういう人は僕もそうだが自己主張するレベルが低い・・
大抵の事に対しては我慢できる・・それほど吠える必要のない人間だ・・
ただどうしても譲れない部分というのは誰にでもある・・
それを見極め必要な時は『冷静に主張』出来る様、日ごろから心がける事だ・・
大人は子供とは違う・・
子供のころはまず自分を主張する事が生き残るために一番必要だが、大人になれば相手を説得できる『理論武装』が必要だ・・
子供のころ『自分第一主義』を活かせなかった人間は大人の世界ではこの対応に長けているはず・・
社会で自分の主張をわめきたてても、ただの『バカ』としか思われない・・
しかし、これだけは譲れないという事を『冷静に説き伏せる』事が出来れば誰も反論できないだろう・・・
この世の中幸いにも三分の一は子供の頃の『自分第一主義』を引きずった人間だ・・
こんな人間に負けるはずがない・・
まず静かに自分の『譲れない』ラインを見極め『静かに主張』する・・
この『静かな自分第一主義』がこの社会では必要な事だと思う・・
にほんブログ村
メンタルヘルス ブログランキングへ
コメント