非正規労働者の人へ!奴隷労働者階級の犠牲が日本経済に必要という誤解

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出典:© 2017 Pixabay
昨日2月14日はバレンタインデー・・言わずと知れたイベントです

非正規アルバイトにのしかかるノルマ

最近はイベントのたびにコンビニで特設売り場を見かけますが、今アルバイトや従業員にノルマや買い取りを強要する事が問題になっています
クリスマス、お正月、節分の恵方巻、バレンタイン、お中元、お歳暮
一人、〇個とか一人いくら、などの目標を設定し、出来なければ自ら買い取り・・
給与の~2割くらいがノルマに消えるコンビニもある様で、協力しなければクビやシフトを減らされたり・・
いったいどこの国の話なのか?って思います
僕が働いていた販売小売業でも買い取り現物支給の話はよくありました
幸い僕の職場ではありませんでしたが、完全な労働基準法違反です
いったいこの国の労働環境はいつになったら改善できるのか?
そもそも末端に行くほど違法行為に苦しめられている感じがします・・
今の若い世代、ゆとり世代と言われますが、最近若い方と働く機会が増えて思います
彼らはいたって真面目です、真面目すぎるのか?
少ない非正規の給料からノルマ分が消えるなんて搾取にもほどがあります
やはりコンビニ業界が巨大企業なので政府も目をつぶっているのが現状でしょう
当たり前の事を当たり前に出来ない社会・・いったい誰が得をするのでしょうか?
結局、たぶんコンビニチェーンの本部も『アルバイトにノルマを課せ』などとは一言も言ってないはずです
彼らは狡猾で『みんなで協力してキャンペーンを盛り上げて下さい』程度のお触れを出すだけでしょう
ただ、各店舗に本部発注で大量の商材を送り込み買い取らせる
在庫をイベント期間中に売り切らねばならないオーナーの中でコンプライアンスの意識の低い人がノルマや買い取りを強要する・・
こういう流れなのでしょう・・

末端の人間の我慢は社会を支えるのに必要?

昔から日本は下に責任を転嫁するシステムの社会です
欧米では自分の立場以上の仕事はしないドライな考え方が一般的と聞きますが
ホント日本の非正規社員は一生懸命働きます・・
お客様第一主義を掲げそのしわ寄せが末端の労働者に重くのしかかる
かくして『奴隷労働者階級』誕生となります・・
また同僚の非正規労働者同士が監視しあう村社会の原理も働いている気がします
お互いに過剰な労働を繰り返し少しでも異を唱えると居づらくなる・・
そういう流れでしょうか?
一人ひとりが頑張って?がまんして働かないと回らないと思い込んでいます
雇用する側の思うつぼです

個人の我慢、負担は社会が成立するのには不必要

そうではなく当たり前の事を主張し職場環境が改善されれば理想です
ただ、今までサービス残業や不当なノルマ負担で削減していたコストは増加するでしょう
ただそれを当たり前に吸収し、運営できるコンプライアンス意識がしっかりしている企業が生き残るハズです
けっして個人の犠牲で社会が成り立っているのではない、個人の我慢が日本の原動力では無い事を広めるべきです
政府は『働き方改革』なんて意味不明な号令より『当たり前の事を当たり前に』という意識改革を行って欲しいものです
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